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  • 執筆者の写真love karasu

パンク防止剤は無意味です

パンク修理でお伺いさせていただき、とても悲しくなる場面がしばしばあります。それが「パンク防止剤」です。


量販店なんかでチューブに注入される、謎の液体。


さて、このいわゆるパンク防止剤ですが、効果はあるのか?ですが、結論、特に意味は無く、入れる必要は無いです。


この防止剤、メリットよりもデメリットが多く、


①パンク修理で済むはずの修理が、チューブ交換になってしまうケースが非常に多い。


②しばらく使用していると、バルブが腐食してダメージを受けて、チューブ交換を余儀なくされる。


③乗り味が重くなる。


④微細な穴しか防げないので、入れていても普通にパンクする。注入後は防止剤を盲信してしまい、パンクしないと勘違いしたお客さんが、空気圧管理を怠り、結局パンクを誘発するケースが非常に多い。


ここで注目すべきは④番目で、パンク防止剤を過信しているお客さんが非常に多い事。「防止剤入れてるからパンクしない」とさえ思っておられる方がしばし見受けられますが、結論そんな事はあり得ません(^_^;)


これは販売店にかなりの過失があると私は考えています。利益の為に防止剤をオプションで勧めるのでしょうが、ユーザーの事を一切考えていないと思います。


メリットは無くデメリットばかりの防止剤。新車購入時には絶対断るようにしましょう。そんな物に頼るより、「日々の空気圧管理」に勝るものはありません。


せっかくパンク修理で直せる所、この防止剤のせいでチューブ交換になるケースが多発しています。皆様どうかお気を付けて。

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